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ごあいさつ

富山県立近代美術館は、富山駅北側の富岩運河環水公園への移転を機に大きく生まれ変わります。当館は、ピカソ、ミロ、シャガール、デュシャン、ポロック、ジャスパー・ジョーンズ、アンディ・ウォーホル、フランシス・ベーコンの作品など、20世紀美術については国内屈指のコレクションを誇っていますが、これまでは多くの人に広く親しまれてきたとは言えません。新しい美術館では「見る」はもとより、「創る」「学ぶ」「遊ぶ」「楽しむ」「発表する」などをいっそう充実させることによって、より多くの人にアートを体感していただき、市民、県民、美術愛好家の交流の場となってほしいと願っています。
若者や家族連れを中心に年間約140万人もの人が訪れる環水公園では、一年を通じて多彩なイベントが展開されています。また、新しい美術館から望む立山連峰の眺めは最高です。その屋上に 「ぐるぐる」「ひそひそ」など、佐藤卓さんのデザインによるユニークなオノマトペの遊具が設置され、屋外広場には新しい美術館のシンボルともいうべき三沢厚彦さんの手による大きなクマの彫刻がお客様をお迎えします。このように富山県美術館は、美術館と周囲の公園が一体化した大変楽しい美術館になります。
皆さま、どうぞご期待ください。

富山県美術館 館長 雪山行二

館長プロフィール

雪山行二Koji Yukiyama

1947(昭和22)年、黒部市(宇奈月町)生まれ。1973(昭和48)年東京大学文学部美術史学科卒業。1976(昭和51)年、同大学院人文科学研究科修士課程を修了の後、国立西洋美術館研究員、1992(平成4)年同館学芸課長。1998(平成10)年愛知県美術館副館長。2002(平成14)年横浜美術館館長、2009(平成21)年和歌山県立近代美術館館長。同年9月より富山県立近代美術館顧問。2012(平成24)年4月富山県立近代美術館長 現在に至る。

専門分野はスペイン美術史、特にゴヤ。企画・担当した展覧会には、「エル・グレコ展」(1986-87年)、「スペイン・リアリズムの美―静物画の世界」(1992年)、「ゴヤ、版画にみる時代と独創」(1999年)、「ロマンの系譜 怪奇幻想玉手箱―ゴヤからシュルレアリスムへ」(2013年)などがある。著書に、『ベラスケス』(朝日新聞社、1991年)、『ゴヤ ロス・カプリチョス―国立西洋美術館所蔵 寓意に満ちた幻想版画の世界』(二玄社、2001年)、共編著に『プラド美術館』(全5巻、日本放送出版協会、1992年)など。