友の会TAD Friendship

活動報告

会報プリズム Vol.80より(2016年8月31日 発行)会員のつどい 桐山登士樹副館長「デザインと美術のクロスオーバーを語る」

2016/08/31

会員のつどい 桐山登士樹副館長「デザインと美術のクロスオーバーを語る」
 新しく富山近美の副館長に就任された桐山登士樹さんは、一体どんな方なのかしら…?と期待に胸を膨らませながら、会場の富山県民会館 1 階のカフェへ向かいました。 2 月半ばとはいえ、まだ寒さの厳しい夜でしたが、通りに面したカフェの窓から暖かそうな光がもれて、室内のざわめきが伝わってくるように感じました。
 いよいよ桐山副館長の講演会が始まりました。世界のデザインミュージアムや、手がけられた数々のデザイン展の映像を拝見しながらお話を伺いました。おしゃれで洗練された展覧会というと、2005 年の「横尾忠則が招待する イッセイミヤケパリコレクション1977→1999」展を思い出します。新美術館でもワクワクするようなデザイン展を見られると思うと、オープンするのが待ち遠しくなってきました。
 また、「塩田千春さんと一緒に何かやりたいですね」とおっしゃったので、期待はさらに高まりました。昨年、彼女の作品を越後妻有アートトリエンナーレで見ましたが、好きな作家の一人だからです。
 今回のつどいに参加する前は、桐山副館長のことを全く存じ上げなかったのですが、ある会員から、「<越中富山の幸のこわけ>のプロジェクトを手がけられた方なのよ」と教えていただき、納得したのと同時に、副館長が以前から富山にかかわりがあることを知り、とてもうれしく思いました。
 雪山館長の乾杯の挨拶で始まった懇親会は、学芸員や会員の皆様との楽しいおしゃべりとおいしいワインで、始終和やかな雰囲気でした。今までお話しする機会がなかった会員ともゆっくりお話しできて、有意義な時間を過ごせました。
 最後に恒例のくじ引き大会があり、なんと一番に当選しました!賞品は富山近美のマスコットキャラクター「ミルゾー」のミニファイル。この日の思い出とともに大切に使いたいと思います。会員のつどいに参加すると、いろいろ勉強になりますね。
(一般会員 豊田直子)