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デザインコレクションⅣ
2024年2月8日(木)~4月23日(火)
「IPT」の略称で世界に知られる「世界ポスタートリエンナーレトヤマ」。このポスター展は、当館の前身である富山県立近代美術館で 1985 年から始まり、現在にいたるまで 3 年に一度開催している、日本で唯一の世界公募のポスター展です。今回の展示では、第1回(IPT1985)と第2回(IPT1988)の入選作品などを中心に紹介します。
「なぜ富山でポスターの公募展を?」と思う方は多いと思います。近代美術館では、1981年の開館当初から、絵画や彫刻などと同様に時代を映す表現の一つとしてデザインの領域を位置づけてきました。企画展のポスターを一貫してデザイナーの永井一正が手掛けることも、地方の公立館としてはユニークなことでした。近代美術館開館の頃から、同時代のグラフィックデザインなどの展覧会を開催していく中で、第一線のデザイナーであった亀倉雄策、田中一光、福田繁雄などとの縁が結ばれていきます。当時は、ワルシャワなど海外の公募展において日本のポスターデザインへの評価が高まっていた時期でした。次は日本でポスターの国際公募を、そして富山でと、日本の巨匠デザイナーたちの後押しもあり、IPTは始まりました。2017年に富山県美術館として移転開館後も、IPTの開催を継続しています。
今回の展示では、約 40 年前の入選作品などからのポスターとともに、IPT2024 の自主制作テーマ「Think ( )」のもとIPT2024の実行委員や審査員を務める第一線のデザイナーが制作した新作ポスターも紹介いたします。展示室を巡りながら、今秋の開催予定の IPT2024 の展覧会への期待も高めていただきたいと思います。
展覧会情報
会期 | 2024年2月8日(木)~4月23日(火) |
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開館時間 | 9:30〜18:00(入館は17:30まで) |
休館日 | 毎週水曜日(3月20日は開館)、2月13日(火)、3月21日(木) |
観覧料 |
一般:300円(240円)
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場所 | 富山県美術館3階 展示室5 |
主催 | 富山県美術館 |