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ごあいさつ

富山県美術館は、前身である富山県立近代美術館から名称をかえ、富山駅北側の富岩運河環水公園に移転し、2017年に開館しました。
当館は、ピカソ、シャガール、ミロ、デュシャン、ポロック、ジャスパー・ジョーンズ、アンディ・ウォーホル、フランシス・ベーコンの作品など、20世紀美術の国内屈指のコレクションを誇り、ポスターや椅子といったデザインコレクションも充実しています。また「オノマトペの屋上」には「ぐるぐる」「ひそひそ」など、佐藤卓さんのデザインによるオノマトペをモチーフにしたユニークな遊具が設置されているほか、屋外広場には美術館のシンボルともいうべき三沢厚彦さんの手による大きなクマの彫刻がお客様をお迎えします。
開館以来、多彩な企画展やイベントを行い、「見る」はもとより、「学ぶ」「遊ぶ」「楽しむ」「創る」「発表する」などをいっそう充実させ、2023年7月には、来館者数400万人を達成いたしました。
今では、コレクションや多彩なアート、デザインの企画展を楽しむ方々が訪れるとともに、立山連峰を望む「オノマトペの屋上」やアトリエでのワークショップを楽しむ子どもたちの声が聞こえる美術館となりました。
今後も、子どもから大人まで幅広い県民の皆様や美術愛好家の方など多くの方々に親しまれ、そして訪れた方々が幸せな時間を感じていただけるような美術館であることを願っています。

富山県美術館 館長 布野浩久