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プログラム実施報告

おとな向け TADワークショップ(現代彫刻家:三沢厚彦さん)

2017/07/21

「三沢厚彦さんの木彫で動物をつくろう」
実施日:平成29715日(土)、16日(日) 
時 間: 10:0017:00(15日)9:4516:00(16日)
講 師:三沢厚彦(みさわ あつひこ)さん
アシスタント:山口幸雄(やまぐち ゆきお)さん
協 力:井波彫刻総合会館、金沢美術工芸大学
場 所: 3階アトリエ
対 象:高校生以上
参加者数:事前申し込みにより両日各/14名 のべ人数:28
内 容:富山県美術館の2階屋外広場のクマの彫刻で親しまれているアーティスト三沢厚彦氏を講師に招き、クスノキを使って木の動物を制作しました。本格的な木彫制作の講座により、木彫創作に親しみ、その魅力に触れる2日間となりました。詳細は下記より


①木で動物をつくる
三沢厚彦さんから、木彫制作について説明があり、さっそく制作開始です。初めて木彫に取り組む方から木彫が趣味の達人まで14名の参加者が、ノコギリ、ノミ、万力、チェーンソー、彫刻刀など、本格的な木彫の道具の説明、注意事項にも熱心に耳を傾けました。



②好きな動物をスケッチする
ワニやイヌ、パンダなど、それぞれが作りたい動物を、準備した参考図版を見ながら、木彫用にスケッチしました。平面のイメージを直方体のイメージにおこし、クスノキの角材に描いていきます。これが難しい!!



③楠の角材を彫ってみよう

20cm × 15cm × 15cmほどの楠の塊を、ノミやノコギリで彫ったり、削ったりします。彫っても削っても、なかなか思い通りの形にならず…。小さく見えますが、木彫にするには、巨大な塊に感じられます。不安そうな参加者さんたちでしたが、楠の良い香りに包まれて、だんだん気持ちも乗って、道具の使い方も上手になってきましたよ! 1日目終了です。



④動物のかたち、見えてきた!
いよいよ最終日です。三沢さんとアシスタントの山口さんは、丁寧な指導で、参加者の方々の個別の取り組みに応えておられます。あーら不思議、次第に、木の塊が骨格のある動物に見えてきましたよ!



⑤木彫の動物が完成しました
最終日の午後、みなさんラストスパートで、作業に集中されています。講評会では、選んだ動物への思いや制作秘話も語られ、三沢さんの講評にも熱が入ります。互いの創作意欲にも触発され、木彫の魅力にますます惹かれ、2日間の充実したワークショップが終了しました。