プログラム実施報告
オノマトぺぇ作のおさわり珍道中
2017/05/25
オープンラボ ゴールデンウィーク特別プログラム
「オノマトぺぇ作のおさわり珍道中」
実施日:平成29年4月29日(土)~5月7日(日)/9日間
時 間:10:00~12:00/14:00~16:00 参加費:無料
場 所:ラボ(3階アトリエ内)
参加者数:893名 のべ人数:1,776名(見守りした人を含む)
内 容:オノマトペの屋上開園を記念して、オノマトペをテーマとしています。
詳細は以下より
①はじまり、はじまり
ゴールデンウィーク中のラボは、カラフルなのぼり旗が立ち、ずいぶんと賑やかです。スタッフも丸メガネに蝶ネクタイをしていて、浮かれもようですね。
②今日はなにするの?
まずは、瀧川エデュケーターから、参加する人たちへワークショップについてのお話があります。
「今日は、オノマトペをつくって、スタンプを集めるスタンプラリーをするよ!」
はて、オノマトペってなんでしょう?
ところで、TADでは、4月29日に皆さんお待ちかねの「オノマトペの屋上」が開園しました。そこにはたくさんのオノマトペから考えられた遊具があります。例えば、ふわふわジャンプして遊ぶ “ふわふわドーム”、ぼこぼこのかたちをした “ぼこぼこ”、ひそひそ話をして遊ぶ “ひそひそ” など、物事の動きやかたち、見ための様子、匂いや、聞こえ方を音(おん)にあらわした言葉をフランス語でオノマトペといいます。オノマトペの屋上の遊具は遊びながらオノマトペを感じる遊具なのです。
※オノマトペは日本語で擬音語、擬態語と呼ばれています。
③珍道中スタート
コラコラ、押し合いはいけません!順番にゆっくり触りましょう。
ラボの机の上に30個ほど用意されたのは、その名も “おさわりボックス”。この箱に手を入れると、中に入っているものの触り心地、動き方、音の響きに集中できます。“見る”こと以外の感覚が研ぎ澄まされてくるのです。そうして、おさわりボックスを触りながら体験した “感じ” を元にオノマトペをつくってみましょう。
④スタンプを集めよう
おさわりボックスを触ってオノマトペを考えたら、おさわりボックスに自作のオノマトペを書いた付箋を貼っていきます。1つ付箋を貼るごとに1つスタンプを押します。8つ集められたらゴールです。
⑤秘密のスタンプをもらおう
秘密のスタンプはワークシートの裏側に絵を描いてゲットします。おさわりボックスを触った感じが、絵を見た人によく伝わるように描くことがコツです。
⑥オノマトペぇ作は、ぎおんの里に着きました。
おや!集めたスタンプは、オノマトペの屋上にある遊具でした。
【瀧川エデュケーターのつぶやき】
「オノマトぺぇ作のおさわり珍道中」では、“さわった感覚”と“オノマトペ”をマッチングしてみました。参加された方々の様子は1人で集中している人、家族や友達と楽しみながら進んでいく人など取り組み方も人それぞれ。2歳の子もボックスの中を触って上手にオノマトペづくりができていました。大人は“シャギュシャギュ”“ヒヨプニュ”など、聞いたこともないような見事なオリジナルオノマトペを生み出していました。参加してくれた人たちは、スタンプを全部集めた頃になると、見たもの触ったもの全てをオノマトペに変えてブツブツとつぶやきが止まず、たいへんオノマトペに親しみを持たれたようでした。
素っ頓狂に見えるこのプログラム。実は、私が家で洗濯物を畳んでいた時の感触が心地よかったのがきっかけです。今回のワークショップを体験することで、日常の中にあるささやかな気づきや、知っていた物事の見方をかえられる機会になればと思います。