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TADギャラリー

【終了しました】鈴木マサルのデザインとみんなの富山もよう展―暮らしにとけこむアート&デザイン

2021年5月17日(月)~6月22日(火)

古今東西、さまざまな「もよう」が生みだされてきました。身近な自然や動物などがモティーフとなったもようは地域の特色の発見であり、表現。日々の時間を彩る色とかたちです。

「富山のいいもの、もようにしたら、富山をもっと好きになる」を合い言葉として、2014年に始まった「富山もよう」。マリメッコやカンペールのデザインをはじめ世界的に活躍するテキスタイルデザイナーの鈴木マサルが富山の豊かな自然や文化を鮮やかなもようで表現、すでに12柄が発表されてきました。デザインの視点で地域の魅力を共有する提案としても評価され、グッドデザイン賞「グッドデザイン・ベスト100」に選出されるほか、美術の教科書にとりあげられるなど、広く注目を集めています。

本展は、富山もようの世界観をTADギャラリーの空間いっぱいに表現するものです。鈴木マサルが手がけるインスタレーションでは、代表的なもようが大胆なスケールで登場します。富山の魅力を伝えるもようの醍醐味とともに、生活にとけこみ、創造力を喚起するアート&デザインの本質的な力を、体感ください。

イベント情報

内容
    • オリジナルテキスタイル&ウォールアート
      ワクワクする大胆な色・もよう。鈴木マサルのデザインワークの真髄を、空間の中で体感できる展示。
    • 新聞エコバッグのトンネル
      新聞というメディアがデザインの力によってユーザーの行動を「読む」から「つくる」「楽しむ」へと変えた象徴的な展示。
    • 映像インスタレーション
      鈴木マサルのドローイング風景と、富山の人たちが思い思いに地域の魅力を語る映像を用いて、誰もが知っている地域の魅力が、デザインを媒介として伝わり、広がっていく富山もようの本質を表現。
日時 2021年5月17日(月)~6月22日(火)
場所 1階 TADギャラリー
参加費 無料
備考
  • 主催
    富山県美術館、富山もようプロジェクト(富山もよう展ディレクターズ、北日本新聞社)
  • 制作協力
    日本折紙協会富山県支部「遊々」、北日本新聞有沢販売店
  • 協力
    D&DEPARTMENT TOYAMA
  • 制作企画・監修
    富山もよう展ディレクターズ:小柴尊昭、鈴木マサル、高橋 理、川上典李子
    グラフィックデザイン:高橋理
    テクニカルディレクション:遠藤豊(LUFTZUG)

プロフィール

鈴木マサル(すずき・まさる)

2002 年、有限会社ウンピアット設立。2004 年からファブリックブランドOTTAIPNU を主宰。自身のブランドのほか、マリメッコ、ムーミン、ユニクロ、カンペール、ファミリア、Zoff など国内外のさまざまなメーカー、ブランドから作品をリリース。
2015 年、富山の魅力をパターンデザインで表現した「富山もようプロジェクト」で第 35 回新聞広告賞を受賞。2016 年、ミラノで開催された Milan Design Week 2016 にて Milan Design Award 2016“BEST ENGAGEMENT by IED”を受賞。誠文堂新光社より作品集「鈴木マサルのテキスタイル」を出版。2017年三菱地所アルティアムにて「鈴木マサルのテキスタイル展」を開催。東京造形大学造形学部デザイン学科教授。