展覧会・イベントExhibition & Event
過去のコレクション展
デザインコレクションⅡ
2024年7月18日 (木) ~11月4日 (月・休)
身の回りのモノとポスター
今期は、当館企画展「民藝 MINGEI―美は暮らしのなかにある」(会期:2024年7月13日~9月23日)に寄せて、「衣・食・住」に関連する、私たちの身近に在る、あるいは、かつて在ったモノを取り上げたポスターを中心にご紹介します。
器や道具、お菓子や飲料、化粧品、着物、靴、家具、等々。商品の広告のようにこれらのモノ自体が主役として登場しているポスターもあれば、背景を彩る脇役的存在として用いられているポスターもあります。大橋正《明治ミルクチョコレート》では、レトロな外観の路面電車の側面が、板チョコに見立てられています。誰もが目にしたことのあるチョコレート色の地に金文字のパッケージは、明治時代に走っていた木造の電車を彷彿とさせ、文明開化のかほり(チョコレートの香り?)を漂わせています。浅葉克己《おいしい生活》では、背景に登場する家具調度が、日本の暮らしや文化を象徴的に表す装置として機能しています。鑑賞者は、ポスターの前に立つと、変わりゆく時代の流れを感じつつ、未来へと継承したい日本らしさや伝統といったものについて、漠然としたイメージを共有することでしょう。
身の回りにあるなじみ深い品々が、モティーフとしてどのようにポスターに登場しているのか。アーティストの眼とアイディアを通して解釈されたモノたちの姿を、お楽しみください。
また、椅子のコレクションも展示替えをしていますのであわせてご覧ください。
展覧会情報
会期 | 2024年7月18日 (木) ~11月4日 (月・休) |
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開館時間 | 9:30〜18:00(入館は17:30まで) |
休館日 | 毎週水曜日 (8月14日は開館)9月17日、9月24日、10月15日 |
観覧料 |
一般:300円(240円)
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場所 | 富山県美術館3階 展示室5 |
主催 | 富山県美術館 |