展覧会・イベントExhibition & Event
開催中のコレクション展
瀧口修造コレクションⅢ
2025年10月9日(木)~2026年1月12日(月・祝)

瀧口修造とジュアン・ミロ:書簡と詩画集
きみの眼、きみの手、きみの乳房‥‥/きみはひとりの雙子(ふたご)だ。
瀧口修造/ジョアン・ミロ『手づくり諺 ジョアン・ミロに』Ediciones Poligrafa S.A.1970年より
1940年、瀧口修造は世界でもっとも早いジュアン・ミロのモノグラフ『ミロ(西洋美術文庫48)』(アトリエ社)を上梓しました。また1958年、瀧口はヴェネツィア・ビエンナーレの日本代表兼審査員として渡欧し、欧州旅行を行いましたが、その際ミロと会うことを望みながらも叶いませんでした。
そして、ミロへの継続する関心を持ちながら実際二人が出会ったのは、1966年のミロの初来日の際で、その後2人の関係は2つの共作詩画集『手づくり諺(ことわざ)』(1970年)、『ミロの星とともに』(1978年)として結実しました。このたびの展示では、2つの詩画集とそれらの制作過程を示す瀧口旧蔵の作品や書簡、およびその他関連資料を通じて、瀧口とミロがどのような問題を共有しどのように触発し合っていたのかについて考えます。
この展示は、瀧口修造の生誕120年を機に、2023年から当館コレクション展の一環として、瀧口修造の資料を分有する当館と慶應義塾大学アート・センターが共同で開催している企画展の第3回目です。今回は、共同企画として初めて分有する作品と資料をいっしょに展示いたします。久しぶりに出会う瀧口の元にあった「ものたち」を通じて、よりいっそう理解を深めていただければ幸いです。
展覧会情報
会期 | 2025年10月9日(木)~2026年1月12日(月・祝) |
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開館時間 | 9:30〜18:00(入館は17:30まで) |
休館日 | 毎週水曜日、11月4日(火)、11月25日(火)、12月29日(月)~1月3日(土) |
観覧料 |
一般:300円(240円)
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場所 | 富山県美術館3階 展示室6 |
主催 | 富山県美術館、慶應義塾大学アート・センター 特別協力│朝木由香、朝吹亮二、笠井裕之、松田健児(JSPS 科研費 19K00147) 関連催事│「パピエプリエ03:第五の季節―瀧口修造とジュアン・ミロ」(2025年12月6日(土曜日)慶應義塾大学三田キャンパス東館6階G―Lab、慶應義塾大学アート・センター主催、富山県美術館協力) |