活動報告
アートツーリズム 2025 神戸市立博物館「大ゴッホ展」鑑賞と神戸の旅
2025/10/28(火)~29(水)
2025/11/20
毎回楽しみにしている県美友の会主催の「アートツーリズム」に今回も参加しました。今回は、「大ゴッホ展」、「太陽の塔内部見学」、「兵庫県立美術館 コレクション展 ベスト・オブ・ベスト 2025」それぞれ魅力あるメニューです。
初日(10月28日(火))は、小雨の降る朝6時に富山駅北口・ゴールデンボール前・高岡砺波スマートICでそれぞれ乗車。参加者34名、富山県美術館から学芸員稲塚展子氏に御同行頂き、賑やかに目的地を目指しました。
車中、砂田事務局長、担当の余川事務局委員、稲塚学芸員よりそれぞれ挨拶がありました。途中、尼御前S・A、神田S・Aで休憩、11時30分伏尾温泉「彩あい亭」で昼食。季節を感じさせる和食、目でも楽しめる美味しい食事をいただきました。昼食後、「太陽の塔」へ向かう途中、稲塚学芸員より1970年の大阪万博のシンボルとして建てられた「太陽の塔」について、岡本太郎・丹下健三の建設当時の熱のこもったやり取り等についてお話をいただきました。
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「万博記念公園」入園後、「太陽の塔」をバックに集合写真を撮り、その後塔の後ろへ回って内部へ、螺旋階段を登りながら、「生命の樹」の凄さに圧倒されました。塔から外へ出て、改めて高さ70mを見上げたり、太陽の3つの顔(過去・現在・未来)を確認したり……50年前の万博の盛り上がりを思い出しながら……「太陽の塔」の見学を終わって、次の「兵庫県立美術館」へ。車中で、稲塚学芸員より、コレクション展の見どころや、写真家・中山岩太の特集コーナー等についてお話をいただきました。
「兵庫県立美術館」では、「ベスト・オブ・ベスト 2025」を鑑賞(企画展「リビング・モダニティ 住まいの実験」は、希望者のみ)。コレクションには定評のある当館の作品群は、さすがに見応えがありました。現代美術のコーナーでは、富山県美でも馴染みのある作家の作品を多数見ることができ、中には「へぇーこの作家に、こんな作品もあるんだ・・」というものもあり驚きでした。また、中山岩太のモノクロ写真は、とても新鮮で、特に女性の美しさが際立っていました。
夕食は、「コンチェルト・トワイライトクルーズ」でフレンチディナーをいただきました。船内で神戸の夜景を眺めながらのフレンチ。運ばれてくる料理は、一品一品どれもとても美味しく、ゆっくり味わいました。食後は、デッキに出て神戸の風に当たりながら、今一度きれいな夜景を楽しみました。約2時間、とてもステキな時間を過ごすことができました。下船後は、幸せな気分のまま今夜の宿泊ホテル、ホテルサンルートソプラ神戸へ。午後7時過ぎ到着。1日目は、早朝6時から約13時間の行程でしたが、全員元気にチェックインしました。
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2日目(10月29日(水))は、いよいよ「大ゴッホ展」へ。9時ホテル出発。約5分で神戸市立博物館到着。入口前には、すでに100人近い人が並んでいて、私たちも後に続きました。開館5分前に入場開始。添乗員の田中さんが事前に用意してくださった入場券を手に中に入り、思い思いに鑑賞しました。鑑賞時間は、たっぷり2時間30分。クレラー=ミューラー美術館所蔵の名品の数々。第1期の今回は、オランダ時代からアルルに至るまでの画業前半が紹介され、中でも「夜のカフェテラス」が大人気で、長い行列が続きました。写真OKで、誰もがスマホでパチリ‼。あまりゆっくり鑑賞できなかったのが心残りでした。他にも、職工や農民の姿を描いた作品などが印象に残りました。生涯に1枚しか絵が売れなかったというゴッホ。それでも描き続けた彼の熱意。それを支え続けた弟テオ・・・すごい ‼ です。
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ゴッホに満足した後、昼食会場へ向かい、「ステーキランド神戸館」で神戸牛のステーキランチをいただきました。6~8人ずつ各テーブルに座り、目の前でシェフが神戸牛の塊を鉄板の上で焼いてくれ、熱々をいただきました。シェフの手際の良さに見とれながら、柔らかい肉を口にはこぶ….とにかく美味しく、とても贅沢なひと時でした。
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昼食を終えて、帰宅の途に。帰りの車中では、稲塚学芸員から「大ゴッホ展」にまつわるお話や「倉俣史郎のデザイン」展(県美で開催、稲塚学芸員担当)が、2025年度グッドデザイン賞を受賞したお話などを聞かせていただきました。また、恒例のくじ引きで盛り上がるなど、本当に楽しい1泊2日の旅でした。途中、トラブルもなく、午後7時30分過ぎ全員元気に富山へ帰りました。
皆様、ありがとうございました。
井上みき子(記)

















