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プログラム実施報告

プロムナードイベント 「あっちこっちどっち―サインで伝える―」

2019/12/10

プロムナードイベント
「あっちこっちどっち―サインで伝える―」
実施日:2019年11月3日(日・祝)
活動時間:13:00~17:00
講 師:アートディレクター/デザイナー 原田祐馬(はらだ・ゆうま)さん、デザイナー 岸木麻理子(きしき・まりこ)さん
場 所:環水公園内プロムナード
参加者数:50名(見守りや保護者含む)
参加費:無料
使用道具:はさみ、鉛筆、消しゴム、いろいろなかたちの型枠
使用材料:厚手の色紙(いろがみ)、紙棒、両面テープ
概要:アートディレクター/デザイナーの原田祐馬(はらだ・ゆうま)さんによる工作ワークショップをプロムナードにて実施しました。伝えることをいろいろな「かたち」や「いろ」の組み合わせによって表現することを目的とし、自身の気持ちを伝えるためのオリジナルのサインをつくりました。

 

講師紹介
原田祐馬(はらだ・ゆうま)(UMA/design farm:アートディレクター/デザイナー)
1979 年⼤阪⽣まれ。UMA/design farm 代表。⼤阪を拠点に⽂化や福祉、地域に関わるプロジェクトを中⼼に、グラフィック、空間、展覧会や企画開発などを通して、理念を可視化し新しい体験をつくりだすことを⽬指している。「共に考え、共につくる」を⼤切に、対話と実験を繰り返すデザインを実践。京都造形芸術⼤学空間演出デザイン学科客員教授。愛⽝の名前はワカメ。

 

①「かたち」や「いろ」で伝えてみよう

はじめに、講師の原田さん、岸木さんから「気持ちを伝えるサイン」についてのお話を聞きます。「自分の気持ちを伝える」といっても、言葉や身ぶり、筆記、描写などその方法はさまざま。
例えば道路標識のようなサインで気持ちを表現するときは、「かたち」や「いろ」の工夫が重要となってきます。喜んでいるとき、不機嫌なとき、それらの気持ちはどんな「かたち」や「いろ」で表現できるでしょうか。まずは見本をみながら、制作のイメージをつかんでもらいます。

 

②サインの「かたち」と「いろ」をえらぼう

机の上には、原田さんたちが用意してくださったいろいろなかたちの型枠と、カラフルな色紙がたくさん置いてあります。型枠は丸、三角、四角、半円、五角形などの図形から、山やチューリップの様な富山を思わせるものまでさまざま。色紙はザラッとしたものからツルッとしたものなど、質感も多様です。表現したい気持ちのイメージを固めたら、好きな色紙に型枠を当てて鉛筆でなぞり描きをし、はさみで切り取ります。講師の原田さんも、参加者たちの制作過程に興味津々です。

 

③「かたち」を組み合わせてサインをつくろう

切り取った色紙を両面テープで貼り合わせて、表現したい気持ちのサインをつくっていきます。顔の表情のようなもの、「かたち」と「いろ」から受ける印象によって意味を想像させるものなど、表現方法はいろいろ。最後にできあがったサインを紙の棒に、スティックキャンディーのように取り付けます。すると、掲げるだけでなんとなく気持ちが伝わるという便利なアイテムに。裏表で異なるサインを付けて、くるくる回転させて遊ぶ方もいらっしゃいました。