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プログラム実施報告

どこでもTADワークショップ動画「みかんちゃん」 関連企画
「つくってあそぼう みかんちゃん2days」

2020/10/29

「つくってあそぼう みかんちゃん2days」
実施日:2020年10月17日(土)、18日(日)
時 間:1日目 10:0015:00(昼休み 12:0013:00)/2日目 10:0012:00
場 所:ラボ(アトリエ内)
講 師:よしとさん
参加者数:両日とも6組12名(事前申込)
対 象:県内在住の小学生以上の子どもとその保護者
参加費:無料
材 料:
段ボール(140cm)、水彩絵の具、透明テープ、お花紙(赤・黄)、新聞紙、マスキングテープ(赤・黄)
道 具:ナイロン製絵筆(丸、角)、段ボールカッター、油性ペン
アシスタント:原田美保子さん
撮 影:柳原良平さん(2日目のみ)
概 要:両日とも、配信動画「みかんちゃん」にちなみ、登場するキャラクターをモチーフにした玉入れの的(まと)と玉を制作しました。1日目と2日目では制作する的が異なり、1日目はソウジ・イヤヨさんの顔の形をした高さ2m以上もある大きな壁型の的を、2日目はみかんちゃん・りんごくんの顔が描かれた箱型の的を制作しました。制作後はチーム対抗で玉入れゲームをして遊びました。また、ワークショップ後は土・日・祝日限定で玉入れゲームをアトリエにて実施し、来館者の方にも遊んでいただきました。
※配信動画:どこでもTADワークショップ動画「みかんちゃん」YouTubeサイト)

講師紹介
よしと(アーティスト・アート探検家)
島根県松江市在住。子ども達と遊びながら生まれる発想を大切に活動。これまでに絵本「たこはちとイカくん」シリーズ、「もぐもぐの森」など多数出版。2006年からのよしととひうたの紙芝居ライブの活動に加え2016年からソロ活動、紙芝居tukuru(ツクル)をスタート。島根県をはじめ、全国各地で子ども・親子向けのイベントを実施。当館では、2017年全面開館イベント「よしとの紙芝居パフォーマンス『tukuru』」、2018年環水公園プロムナードイベントでの参加型イベント「富山県美術館 Presents ザ・ヨシトランド 幻の鳥バッサー飛来!!」を実施。



活動のながれ
1日目
①-1 イヤヨさんの顔をつくろう

イヤヨさんの的は高さ約50cmの机の上に40cm角の段ボール25個(縦5個×横5個)が積み重なって出来ており、その手前には、大きな木製の斜面が設置されています。参加者たちはまず、段ボールを1箱ずつ取り、それぞれ手分けをして絵の具で色を塗ります。あらかじめよしとさんによる下描きがあるため一見簡単そうにも見えますが、塗る色を間違えないように、手本を見ながら慎重に塗り進めます。ひととおり色塗りができたら、イヤヨさんの顔になるように床に並べて確認。会場に歓声が起こりました。


①-2 斜面に色を塗って組み立てよう

的手前の斜面はイヤヨさんの上半身にあたる部分となっており、手のひらやみかん・りんごが下描きされています。木枠の部分と斜面の板とを分解したら、みんなで手分けをして色を塗り進めます。その間にイヤヨさんの顔を組み立てて、透明なテープで固定します。口・メガネ・鼻の位置には、玉入れの難易度に差が出るように、大きさの異なる穴を開けます。イヤヨさんの顔を机の上に載せて、その前方にみんなで塗った斜面を設置したら的の完成!


2日目
①みかんちゃん・りんごくんの箱をつくろう

2日目は40cm角の箱型の的を制作しました。箱の側面に、みかんちゃん・りんごくんの喜怒哀楽の4つの表情を参加者がそれぞれ絵の具で描くというもの。今回はよしとさんの下描きがないため、表情のちがいに各人の個性が表れます。時間内に4面全てを仕上げるにはスピード感が必要。塗る面を親子で分担するなどのチームワークが存分に発揮されました。


1・2日目共通 ②玉をつくろう

玉入れで投げる玉もみんなで作ります。手のひら大に丸めた新聞紙を赤色かオレンジ色のお花紙で包み、テープで留め、みかんちゃん・りんごくんの顔を描き入れたら出来上がり。十分に玉入れあそびが出来るだけの量ができたら準備完了。


1・2日目 ③玉入れで遊ぼう

最後に家族対抗で玉入れゲームをして遊びました。みかんちゃんのBGMが流れる1分の間に、所定の位置からどんどん玉を投げ、なるべく多く点を入れたチームが勝ち。的によって点数が異なり、口・箱は1点、メガネは3点、小さな鼻の穴は10点。2ラウンド行い、合計点を競いました。的に玉を入れるのは、見た目以上に至難の業。大人も子どもも白熱し、大盛り上がりのゲームとなりました。


制作風景・参考作品