プログラム実施報告
夏のカラフルガーデン
2017/09/01
オープンラボ 夏休み特別プログラム
「夏のカラフルガーデン」
実施日:8月5日(土)、6日(日)、11日(金)、12日(土)、13日(日)/5日間
時 間:午前:10:00~12:00(受付は11:30まで)、午後:14:00~16:00(受付は15:30まで) 参加費:無料
場 所:ラボ(3階アトリエ内)
制作者数:491名
内 容:大人も子どもも参加できるプログラム。さまざまな色とかたち、材質のものがそろっているTADのアートキット「いろいろカラー」を、高く積みあげたり、ならべたりして楽しみました。 詳細は以下より
①さてさて、なにがはじまりますか
さーて、お立会い。取り出しましたるは、アートキット「いろいろカラー」。微妙に手づくり感のあるカラフルな木のキューブや、プラスチックの板、タイルにスポンジ、きらきらした透明パーツなどなどの詰め合わせです。ガーデニングっぽい衣装(?)の担当者がプログラム内容をご説明。積んでみたり、広げてみたりして、みんなで協力して、すてきなお庭をつくりましょう!
②ひろげてみる
③つみあげてみる
④まわりにならべてみる
⑤自分の好きな場所にしてみる
⑥写真をとる
完成したら、どの角度から見るのが一番かっこいいか考えて、写真撮影タイム! 見どころ、がんばったところはどこですか? 最後に、みんなで相談して、このお庭に名前をつけましょう。
⑦元のとおりにしまってみる
⑧おつかれさまでした!
夏休みの特別プログラムは、親子や友だち同士が協力して楽しめる内容のものを工夫しました。さまざまな色とかたちの材料を積んだり、ならべたり。このプログラムのいいところは、大人だろうが子どもだろうが、誰がやっても上手もヘタもないところです。ところが何だか夢中でやっているうちに自分のこだわりポイントで、いろいろ見たこともないような工夫をあみだす人が続出で、見守っている私たちのほうもワクワク楽しいワークショップになりました。
このプログラムは絵や彫刻の制作とはほど遠い、文字どおりの「体験」でしたが、できることに制限のある中で、色とかたちと材質だけからこんなにもイメージをひろげることができたことがすばらしかったと思います。こうした体験は、展示室で多様な作品を見るときにも、図像の記号的な意味だけにとらわれず、作品全体を深く豊かに味わうことができる感性をはぐくむ一助となったのではないでしょうか。
それはさておき、まだ展覧会のはじまっていない一部開館の美術館を親子や友だちたちで訪れ、わいわいとにぎやかに話をしながら、協力し合ってひとつのものを作ったということは、参加してくださった大勢のみなさんのステキな思い出になってくれたようでした。開館の準備にも追いまくられて、私たちのほうは夏休み返上モードの中でしたが、たくさんの笑顔を見ることができて、やりがいを感じたワークショップでした。