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プログラム実施報告

すすめ!かたちのデザイン調査隊

2018/05/23

オープンラボ 土・日・祝日
「すすめ!かたちのデザイン調査隊」
実施日:2018310日(土)~519日(土)期間中の土・日・祝日/20日間実施
活動時間:10:0012:0014:0016:00  参加費:無料
場 所:ラボ(アトリエ内)
制作者数:444名 総参加者数:1,013名(見守りや協力者を含む)
概 要:「デザインあ展」に関連し、市販されている容器のかたちを観察し、調書を制作するワークショップ。かたちのデザインの意味や目的を考え、既に知っているものの再発見を試みる。
道 具:鉛筆、消しゴム、色鉛筆、カラーマーカー、探検バッグ
材 料:市販されている白い大小様々な容器 約65個、TADかたちの調書



活動のながれ
①受付して遊び方を聞こう

美術館には大切に保管している作品がたくさんあります。それらの作品情報を記載している紙を“調書”といいます。そんな美術館にとってなじみ深い調書ですが、このワークショップでは「デザインあ展」に関連して、「かたちの調書」をつくります。


②容器を選ぼう

白い容器が長い机の上にたくさん並んでいます。容器のかたちの特徴や重さ、手触りを確かめながら、自分が1番調べたいと思うものを選びます。準備された容器は、実際に持ってみて重量感を確かめられますが、蓋はしっかりと糊付けされているため開けて中身を確認することはできません。


③調書をもらって調査開始!

容器を選んだらかたちの調書を受け取り調査を始めます。虫眼鏡やメジャーも自由に使ってかまいません。


④観察しよう

はじめに、かたち、重さ、素材の特徴を考えます。それらを踏まえたうえで鉛筆でスケッチします。虫眼鏡を使って表面がどのようになっているか調べる人もいました。


⑤何を入れる容器なのか想像しよう

かたちをじっと眺め、容器の隅々まで調べられたら、最後に調書裏面に入れ物に入っていそうなもの、中に入っていたら面白いものの絵をマーカーや色鉛筆で描いてもらいました。


⑥調査発表
調書に基づいて調査発表をしてもらいます。重さ、肌触りなど実物と照らし合わせながら確かめていきます。しっかり報告できたらデザイン検査印を押してもらい、その後自分でオノマトペ検査印を押して完成です。



【瀧川エデュケーターのつぶやき】

このワークショップは、かたちのデザインを新しい目線でとらえなおすことをテーマとしました。既製品の容器には何かしらのものを包む目的があり、それ自身が主体ではありません。容器のかたちを今一度よく観察しなおすことで、内容物をどのように多くの人に届けたいか、という作り手の意図がデザインの端々から伝わってきます。