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プログラム実施報告

カラーバス 赤ちゃんお絵描きワークショップ

2018/05/28

プロムナードイベント第2
「カラーバス 赤ちゃんお絵描きワークショップ」
実施日:2018年5月20日(日)
活動時間:1回目10:00~/2回目13:00~/3回目15:00~ 各回6組
講 師:テキスタイルデザイナー 島塚絵里(しまつか えり)
場 所:ラボ(アトリエ内)※強風のため屋内で実施
対 象:生後半年~1歳半前後の乳幼児(保護者同伴) 参加費:無料
制作者数:17名 のべ人数:257名(見守りや協力者、観覧者を含む)
内 容:フィンランド発祥のカラーバスという赤ちゃんお絵描きワークショップ。離乳食を絵具に見立て、赤ちゃんが紙に描く、生まれて初めて色に馴染むアートプログラム。
材 料:シュタイナー教育で使われている厚手の画用紙、離乳食(マンゴー、ニンジン、ブルーベリー)、ブルーベリー(粒状)、重曹

①はじめに













島塚さんは、赤ちゃんたちの前に紙を配り、カラーバスの説明をされました。

②紙にころがす











配られた紙の上に、島塚さんが紙コップに入ったブルーベリーの粒をコロコロ転がします。赤ちゃんたちは動くものに興味を示し、丸い実を手でつかんだり、そのまま食べてしまう子もいました。

③色を垂らす











紙コップに入ったピューレ状の離乳食を紙にポタポタスプーンですくって紙に垂らします。オレンジ色はニンジンとオレンジ、黄色はマンゴー、濃い紫はブルーベリー。赤ちゃんたちは紙の上のカラフルなピューレを手でこすりながら、指でなぞったり、足踏みしたり、遊んだり食べたりして紙に動いた痕跡を残していきました。

④色が変わる!











ひとしきり色で楽しんだ後に、重曹の粉を絵具にパラパラ振りかけると墨のような暗い色に変化しました。

⑤楽しかったよ











楽しく遊んだあとの赤ちゃんたちは徐々に集中力が落ちてきます。最後は作品にラップをして持ち帰ってもらいました。

あとがき
活動は30分前後、興味を示してよく遊ぶ子もいましたが、疲れて眠い子、ひたすら歩き回る子など、赤ちゃんの興味は散漫です。そんな中、保護者の方々は優しく見守りながら、赤ちゃんたちの初めてのお絵描き体験を共に楽しまれていたようです。島塚さんは、カラーバスを「友達の家に集まったような親しみやすいワークショップにしたい」といいます。島塚さんの優しい人柄も相まって、美術館のアトリエが、終始アットホームな雰囲気に包まれました。