プログラム実施報告
えのぐであそぼう!にじんでみえた、カタチから
2019/03/11
オープンラボ 土・日・祝日
「えのぐであそぼう!にじんでみえた、カタチから」
実施日:2019年1 月5日(土)~2月24日(日)期間中の土・日・祝日/9日間実施
受付時間:10:00~11:30/14:00~15:30
活動時間:10:00~12:00/14:00~16:00
参加費:無料
場 所:ラボ(アトリエ内)
制作者数:246名 総参加者数:506名(見守りや協力者を含む)
概 要:水で湿した紙に、絵具で模様を描き、にじみをつくり、そのかたちを楽しみます。START☆みんなのミュージアム2019展の招待作家である山口百子さんが企画。
道 具:ナイロン製絵筆(丸、角)スポンジ刷毛、刷毛、プラスチック絵皿、画板
材 料:水彩紙、アクリル絵の具
活動のながれ
①水でおこる “にじみ”
子どもたちが主役の企画展「START☆みんなのミュージアム2019」。招待作家の山口百子さんが設定した展覧会のテーマは「水の、かたち」です。水で湿した紙を使って、色のにじみを楽しむ、えのぐあそびのワークショップです。まず初めに受付をして、説明を聞いてからはじめます。
②色をつくろう
用意されている12色の絵の具を2色ずつ混ぜて、3色のオリジナルカラーをつくります。色が混ざるとどんな色になるのでしょうか。予想しながら色を選ぶ人、好きな色を適当に選ぶ人などいろいろです。色ができたら、丸い筆、角ばった筆、太い刷毛、スポンジの刷毛の中から好きな筆を3本選んで使います。
③もようの絵
水で湿した水彩紙を画板にセットし、絵を描きはじめます。人や動物など具体的なものを描くのではなく、線や点などの模様で描いていきます。じわっと広がる色の“にじみ”の面白さに、大人も子どもも目が輝きます。
④乾かそう
紙が濡れた状態で描くため、完成した作品は乾燥棚で約1日乾かします。その後、ラボの壁面にSTART展期間中に貼り出すかたちで展示を行いました。使った筆、絵皿は水を張ったバケツに入れ、画板をもとの位置に戻して後片付け完了です。
⑤絵がいっぱい
200枚以上の絵がアトリエの壁に貼り出されました。カラフルで様々なかたちが飛び交ったり、じっくり深い色が表現されていたり、作品群を全体でみる大らかさと個別にみる繊細さのどちらも楽しめる展示になりました。
※作品返却につきまして
事前に申告のあった作品の返却期間は、2019年3月9日(土)~6月30日(日)までです。ご不明な点がある場合は、美術館普及課までお問い合わせください。富山県美術館普及課 TEL:076‐431‐2711(水曜、祝日の翌日は休館です)
瀧川エデュケーターのつぶやき
手早く終わった人は軽やかな仕上がりに、じっくり取り組んだ人は、紙の上で混ざり合う微妙な色の差異や筆跡を楽しんでいるようでした。1枚はB5サイズ程度の小品でしたが、壁にたくさん張り出されると壮観な作品群となりました。