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プログラム実施報告

立山をつくろう!

2018/09/07

富山県美術館プロムナードイベント第4弾
立山をつくろう!
同時開催「自画像を描いて富山に暮らそう!!
日 時:2018年8月25日(土)、26日(日)両日10:30~12:00
参加者数:12名(「自画像を描いて富山に暮らそう!!」は28名)
場 所:富山県美術館ラボ、アトリエ
※当初の会場はプロムナードでしたが、35℃以上の猛暑が予測されたため会場を変更
企画、運営等:当館普及課エデュケーターおよび学芸員、石川吉典さん(アートコーディネーター)
材 料:布(2.9m×7.0m)、布用絵具、マスキングテープ、マスカー、スポンジ、色画用紙、クレヨンなど
概 要: 富山県美術館開館1周年を記念して、開館記念日とその前日の2日にわたって開催。
1日目は、大きな布の上に、マスキングテープで立山連峰の稜線をつくり、参加者の手や足に絵具をつけて山に色を塗りました。2日目は、山のふもとに富山の名所をステンシルで浮かび上がらせ、最後に自分の全身の絵を描いて大きな立山連峰を望む富山の街に貼り付けました。完成した作品は、美術館3階アトリエの外壁に展示。全身を使ってダイナミックに絵を描くワークショップとなりました。


①山の稜線を表す

全体の流れを説明した後、水色のマスキングテープを5㎝程度に手でちぎって子どもに渡し、布の上に、立山連峰の山の稜線をマスキングしていきます。マスキングテープの上に、マスカーを貼り、山の上の空の部分に絵具がつかないようにします。


②身体をつかって山を表現

立山連峰を実際に見て、山の色を考えながら、絵具で塗っていきます。最初は、プラスチックカップで絵具をたらして慎重に絵具を使っていたはずが、次第に手足を使うようになり、よつんばいになり、画面をすべるように歩いたりしながら、どんどん全身を使って大胆に表現するようになりました。


③富山の街をステンシル!スポンジで表現

2日目は、前日にみんなで表現した山のふもとに、大きな特製ステンシルで、美術館や屋外広場の彫刻、富山城、高岡大仏、合掌造りなどを、スポンジを使って好きな色で浮かび上がらせ、富山の街を見事に表現しました。


④全身自画像を描いて貼り付ける

四つ切サイズの色画用紙の半分に、クレヨンを使って自分の自画像(全身)を描いて、はさみで切り抜き、大きな立山を望む富山の街の、自分が暮らしたい場所(位置)に、貼り付け完成させました。


⑤同時開催「自画像を描いて富山に暮らそう!!

同時開催の「自画像を描いて富山に暮らそう!!」は、2日目の午後に実施しました。午前中の後半の部分の内容と同様に、各自全身自画像を描いて切り抜き、ワークショップでつくった富山の街に貼り付けました。


⑥完成作品

その後、完成作品はアトリエ内で乾燥させ、参加者とその保護者の方をはじめ、多くの来場者にも見てもらえるよう、アトリエの外壁に展示しました。