活動報告
「富山県総合デザインセンターの見学 & 能作新工場見学と製作体験」
2017/09/13
9月6日(水)に、富山県美友の会のつどいH29年度事業の第2弾、「富山県総合デザインセンターの見学 & 能作新工場見学と製作体験」が開催されました。
デザインセンターの1階には、デザイン性、機能性に優れた「富山プロダクツ」として認定された富山生まれの製品が展示されています。黒部ダムに届いた流木で作られたブックエンド、細い棒の先に白いフワフワの羽毛がついたかわいい置き型風鈴など、素敵なものばかりでした。
2階に移動して、設備の見学。3Dスキャンで形状をデーター化し、それを3Dプリンターで出力をして、樹脂やワックスを積層した造形品ができあがります。これをサンプルとして製品化されるとのことです。さらに高機能なカメラのある製品撮影用のスタジオも見学。
次は徒歩2分の能作さんへ。今回特別に、能作の社長の能作克治さんより、製品開発や新工場建設の経緯など、お聞きすることができました。その後、工場の見学。
工場に入るとまず、強いにおいがします。これは、鋳物場で、真鋳を作るのに、銅と亜鉛を溶解させた時に亜鉛から出るにおいで、出ている黒い煙も亜鉛からだそうです。ドロドロに解けて、真っ赤な様子が見え、それから、鮮やかな緑へと変化するのが見えました。その他にも、轆(ろくろ)、仕上げ場などを見ることができました。職人さんは若い方が多くて、平均年齢が31歳だそうです。
そしていよいよ、鋳物製作体験。ペーパーウェイトを作りました。円やハートの形の型にシールを張って好きな模様にして、それを木の枠の中に入れ、そこに砂を入れ型を埋めてしまいます。そして、型を抜き取ったところに錫を流し込んでもらい、固まったのち、冷やして出来上がり!実は私は人数の都合で見学だったのですが、皆様、30分ほどの作業ですが、とっても達成感アリ!!と、喜ばれていました。
今回参加された方はもちろん、参加されなかった方も、次回の企画へのご参加をお待ちしております。
(TADフレンドシップ【富山県美友の会】事務局委員:野崎まゆみ)