友の会TAD Friendship

活動報告

会報プリズム Vol.81より(2017年2月1日 発行)富山県美術館 オープンに向けてNO.2

2017/02/01

富山県美術館 オープンに向けて NO.2
2016年秋、富山県美術館PRイベント「ART PICNIC!」 開催!
 富山県美術館(TAD)を紹介するイベントが10月8、9日の2日間、美術館建設地近くの富岩運河環水公園の親水広場で開催されました。残念ながら、当日は2日間とも雨。にもかかわらず、「ART PICNIC!」と題した多彩なプログラムに大勢の方がいらしてくださいました。
 建築現場では約80名の方が、8割がた完成しているTADの工事の様子を見学しました。また、設計者である内藤廣さんと建築を志す若者たちが語り合う企画も開催。美術館建築の細かな工夫なども伺うことができ、充実した時間となりました。
 イベントの中央には、広いテントとステージ。TADをさまざまな視点で紹介するアーティスト、パフォーマーやミュージシャン、そして美術館学芸員などが入れ替わり、登場しました。「珍しいキノコ舞踊団」は、屋上庭園のテーマである「オノマトペ」にちなんだダンスで会場を盛り上げ、ダンサーの島地保武さんは、TADの建築部品を使い、しなやかで力強いダンスパフォーマンスとワークショップを、ラップユニットのKAKATO(環ROY × 鎮座DOPENESS)は近代美術館での印象やイベント会場の様子までも音楽に変え、会場全体の雰囲気を一新させました。
 近代美術館最後の展覧会「MOVING!」にも出品いただいたアーティストの淺井裕介さん。これまで訪れた場所の土を素材に、大画面にのびのびと生きものたちの姿を描きました。会場を訪れた子どもたちからも人気を集め、一緒に制作した完成作品は「MOVING!」でも展示されました。チョークアートのCHALKBOY、建築家の浜田晶則さんのインスタレーションとワークショップ、さらに富山県立富山北部高校・富山クリエイティブ専門学校・富山大学人間発達科学学部&芸術文化学部の学生さんによるワークショップ、県内で活躍するクラフト作家さんのアートマーケットと、みて、つくって、遊ぶ、新しいTADをプレ体験できる楽しいイベントとなりました。