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プログラム実施報告

「えのぐをはさんでひろげてデカルコマニー」

2020/01/15

オープンラボ 土・日・祝日プログラム
「えのぐをはさんでひろげてデカルコマニー」
実施日:2019年10月22日(火・祝)~12月22日(日)期間中の土・日・祝日/全17回実施
時 間:10:00~16:00
参加費:無料
場 所:ラボ(3階アトリエ内)
参加者数:1,037名(見守りや協力者を含む)
道 具:魚型の醤油入れ
材 料:ビニールシート、習字紙、絵具
概 要:企画展「瀧口修造/加納光於《海燕のセミオティク》2019」展に関連したワークショップ。透明なビニールシートに絵具をはさんで、ひらいたものを習字紙に貼り付け、えのぐの不思議な形を転写します。



活動のながれ
①デカルコマニーってどんなもの?

デカルコマニーとは、絵具を紙等に押しはさんで広げる絵画技法のひとつで、フランス語の「décalquer(転写する)」に由来します。左右対称となった絵具の、不思議な色・形が特徴的な表現です。



②ビニールシートにえのぐをはさもう

まずはA4サイズのビニールシートを半分に折り、折り目のどちらか半分の面に少しずつ絵具を出します。絵具は魚型の醤油入れの中に入っており、一人3色まで選べます。ある程度絵具を置いたら、再びビニールシートを半分に折って閉じ合わせます。 その上から指で絵具をなぞると、絵具が広がり、また別の色と混ざり合い、色々な形や色がビニールの間に広がります。



③習字紙に転写しよう

絵の具が広がったらビニールシートをそっと開き、習字紙のざらざらする面を下に向けて重ねます。 それから再び習字紙を同じようにその上に一枚重ねたら出来上がり。最後にひっくり返して、絵具の不思議な形や色を確かめます。

デカルコマニーは自分でも予期しなかったような絵具の形を表現できる技法ですが、絵具を置くときに絵を描く様に置いたり、たくさんの点で散らせたりと参加者の個性が感じられる場面もありました。





【参考作品】