友の会TAD Friendship

活動報告

会報プリズム Vol.77より(2015年3月30日 発行)会員のつどい「中西館長をかこんで」

2015/05/30

会員のつどい「中西館長をかこんで」 
 中西進高志の国文学館長の講演会の後、中2階のCaféプリズムにて、中西館長をかこんで「会員のつどい」を開催しました。つどいでは、コーヒーと焼き菓子を頂きながら、ゆったりとした雰囲気で引き続き中西館長のお話をお聞きしました。中西館長には、講演会の後、つどいの参加者からの「最初にデルヴォーの作品を観たのはどの美術館か?」、「卓越した識見をお持ちの原点は何ですか?」などの質問にざっくばらんにお答えいただきました。
 中西館長は、講演会で、デルヴォーの様々な作品をスクリーンに映してお話しして下さいましたが、中でも富山近美のデルヴォー作品「夜の汽車」との出会いは格別であったようで、デルヴォーを最初に見た美術館はという質問には、すぐさま富山近美の名前を挙げられました。また、「識見の原点」については「好奇心を持つこと」と、力強くお答えいただきました。
 万葉集研究の第一人者、国文学者として高名な中西館長ですが、今回の講演会、つどいで印象的だったのは、中西館長が美術へも大変深い理解と愛情をお持ちであるということでした。
 かつては小学校時代にご自身が描いた作品がコンクールに入賞したというお話や、学校の先生をしていた際、生徒が描いた作品をとても気に入り頂いたという話など、美術をめぐる中西館長のお話はとても新鮮で、興味深かったです。
 つどいの後半では、お楽しみの抽選会も開催しました。富山近美友の会の髙木繁雄会長、高志の国文学館友の会の永原功会長、そして中西館長にくじを引いていただき、当選者にプレゼントを贈呈しました。
 今回の講演会・つどいは当館友の会と高志の国文学館友の会が協力して開催した初めてのイベントです。今後も美術と文学の垣根を越えて、芸術について語り合う機会を設けたいと思います。
(富山近美友の会事務局)