活動報告
「日本画ワークショップ報告」
2018/05/25
5月12日(土)富山大学高岡キャンパスにて、富山県美友の会主催の今年度最初の事業である「初夏の彩 銀箔砂子を蒔く」と題した日本画ワークショップを開催いたしました。
募集30名のところ、たくさんの方にお申し込みをいただき、定員を増やしての開催となりました。
講師の髙島圭史先生は院展招待作家であり、富山大学芸術学部准教授でいらっしゃいます。今人気の日本画家であり、数々の賞も受賞しておられる髙島先生から直接指導を受け、日本画の制作過程に触れる事が出来る大変貴重な時間でした。
日本画についての講義を受け、実際に岩絵の具や胡粉、膠、さらには銀箔を使って初夏にふさわしい作品を制作しました。とはいえ、日本画初心者がほとんどですから、先生が用意してくださった円山派や、琳派の作品をモチーフにして、自分らしさをプラスした作品を制作することになりました。
髙島先生の大変楽しいお話と指導により、参加者全員が初めて描く日本画に没頭し、あっという間に時間が過ぎて行きました。何しろ思うように描けず、時間が足りず、心残りもたくさんありましたが、体験できたことはとても良かったと思います。
制作終了後は、全員の作品をテーブルに並べて講評会をしました。
参加者全員で交流を兼ねての講評会の予定でしたが、髙島先生が1作品ずつを講評してくださり、参加者一人一人と対話をしながらのお話も本当に楽しく、笑いが絶えない暖かい雰囲気の講評会となりました。
10時から16時までという短い時間でしたが、参加者の方からのアンケートには、もう一回やってほしい、もっと描きたかった、本当に充実した時間だった、今後も参加したい、友の会に入って良かった等というお言葉が並んでおり、企画、運営担当として大変嬉しく思っています。
友の会の事業にご理解をいただき、快くワークショップを引き受けてくださいました。髙島圭史先生に、心より感謝申し上げます。
(TADフレンドシップ【富山県美友の会】事務局委員: 砂田久美)